2018/5/3
スルガ銀行頼りに活動していた業者が苦戦しています。
スマートデイズの「かぼちゃの馬車」事件を発端にスルガ銀行が融資を控えるようになり、それを当てにしていた業者が苦境に立たされています。
スルガ銀行は高属性のサラリーマンや士師業であれば、独自の評価により通常の金融機関が融資できないような案件でも貸し出ししていました。
まだここまでであれば、新規で参入する投資家の方や業者にとってはありがたい存在。
問題なのは、それを悪用し過剰な融資を引き出していた業者とそれに加担していた同行員です。
さすがに道義的にこれはまずいですよね・・
当然、金融庁からの指導が入りますし、ほかの金融機関も注視していることでしょう。
スルガ銀行をメインとして売買をしていた業者が抱えている物件が売れなくなるし、仲介もできなくなってしまうということで、物件の売り急ぎが始まっています。
ひょっとして掘り出し物があるかも?
と思いながら案件を何件か紹介してもらいましたが、ぶっちゃけた話、魅力ある案件が全くない・・
ほんと、スルガ銀行ありきで仕入れたなって感じがします。
今後、収益物件の流動性が鈍っていく傾向にあるので今年は不動産業者が苦境に立たされる年になるのではないかと思っています。
私の良く知る投資家はスルガ銀行をうまく活用し、事業拡大に成功。
立派に賃貸事業をを営んでいます。
業者にいわれるままスルガ銀行を利用し購入した投資家もここ2~3年のうちに厳しい状況に立たされるのではないかと思います。